居心地の良さを追求した、快適空間を作る

居心地の良さは空間にあり

誰もがうらやむ快適な部屋に住みたい・・・。何一つ不自由のない、不満のないお洒落な部屋が欲しい・・・。誰しも一度はそう思うのではないでしょうか。
しかし雑誌に出てくる家具と同じものを選び、まったく同じに配置しても、個人の部屋では、たいてい素敵にはなりません。何故でしょうか?
その原因はスペースの違いにあります。雑誌に掲載されるような部屋は、たいてい、贅沢なまでに広々としています。そこに、そのコーディネートで家具が配置されているから、センス良く、素敵に見えるのです。
ですが、ガッカリしないで!ここから教訓が得られるのですから。つまり、センスの良い部屋にするコツは、家具の配置にスペース感を持たせれば良いのです。
家具をセッティングする際は、なるべく壁際に寄せ、部屋の中央に空間が出るように注意しましょう。また、高さの違う家具をランダムに置くよりは、高さを揃えることで、壁面の空間も印象が変わってきます。
家具の量
その部屋の中にどの程度の家具が置かれているかで、部屋の中の雰囲気、デザインというのは大きく変わります。結論から言わせてもらえれば、インテリアとして成功させるためには部屋内の家具を床に占める面積の3分の1までにするのが理想的。ですから、あまり家具が多すぎると、ゆったりとした空間を演出することは不可能。


お気に入りの家具ほど、すべて並べておきたくなりますが、気持ちの良い部屋作りのためには、整理することも考える必要があるでしょう。圧迫感なく置けるのはいくつなのか、お部屋の床面積から換算すれば、自ずと決まってしまうからです。
収納スペースに余裕があるなら、不要な家具は見せずにしまっておく。家具の絶対量が多すぎるなら、実家に預かってもらう、個人用の倉庫サービスを利用する、リサイクルする、といった方法も検討してみましょう。しまっておく場合は、年に一度か二度、部屋の模様替えに家具を入れ替える、という楽しみも生まれてきます。
家具の置きすぎは窮屈しか与えない
一人暮らしのアパートやマンションなど、一人の部屋として設けられたスペースというのは家具で部屋をコーディネイトしにくいものです。そもそもソファやテーブル、棚などを満足に置けるスペースが確保されていないため、やはりインテリアの自由が束縛されてしまっている状態なのです。

どれだけ家具の配置に気を付けても配置できる家具の絶対量が一軒家より少ないため、あまり無計画に家具を購入するのは、一人暮らしの期間はやめておいたほうが賢明でしょう。

配置にこだわれば少ない家具でも十分にお洒落に見せることが可能なので、家具を増やしてお洒落にするのではなく、今現在持っている家具の配置を換える方向でデザインしてみましょう。