役立つ棚は収納がすごい 台所用食器棚の魅力

食器棚は台所のサポーター
食器棚は、一度購入すると、10年から20年は使い続ける耐久消費財。長く使う家具だけに、使い勝手がよく耐久性の高いものを選びたいもの。使い勝手の悪い初期棚もまた、使えなければ無用の長物です。

最近の食器棚は、生活スタイルや住まいのデザイン面の変化はもちろん、台所用電化製品の多様化や高機能化などで、その形や仕様が変化している。

そこで今回は、最近の食器棚の傾向や人気のタイプ、食器棚購入するときの注意点などについて見てみましょう。

電化製品をすっきり収納できる

昔の住宅は、台所が独立した間取りだったが、今は居間、食堂、台所に特に仕切りがないLDKタイプが中心になっています。

さらにカウンターキッチンなどを設け、居間や食堂と一体化させた家が一般的ですね。

以前に比べ、炊飯器をはじめオーブンレンジやコーヒーメーカーなど台所用電化製品の種類が増えている。これらを使いやすく、すっきり収納するために、より合理的かつシステム化した食器棚になっています。

機能性に優れた食器棚が人気

最近人気なのはソファの素材、種類にこだわった高品質ソファと 「食器棚の中央に電化製品を置くスペースが組み込まれているタイプ」というのは、食器棚を上中下段に分けるとすると、上段が食器類、下段は鍋など重たいものを収納。その中間に、オーブンレンジや炊飯器などを置いたり、軽作業できるスペースが確保されたりしています。

そのスペースも、炊飯器などの蒸気がこもらないようスライド式で引き出せる台が組み込まれていたり、最近流行のスチームオーブンレンジを想定し、耐湿・耐熱仕様のタイプも登場しています。どのレンジを使うかも考えて、選んでくだほうが良いでしょう。

また、上部収納は引き戸と開き戸タイプがありますが、地震対策で、引き戸タイプが人気があります。開き戸でも、地震時に開かないよう耐震ラッチを付けたタイプもあり、下部収納は、ほとんどが奥まで物が見えて取り出しやすい引き出し式です。
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人気の色は白色や明るい色、または濃い焦げ茶も人気
食器棚のサイズはかなりバリエーション豊かだが、中にはさらに組み合わせ自由なタイプもある。例えば、下段の一角に炊飯器を置くようになっているがすべて引き出し式収納にしたいなど、希望により組み換え可能な商品もあります。

材質は、木製の本体にデコラ張りなど表面加工を施したものが中心で、中には傷つきにくく耐熱性に優れた高圧メラミン加工の化粧板仕様などもあります。食器棚は手入れがしやすいタイプが多く、汚れてもぬるま湯や中性洗剤で落とすことができます。

デザインは多彩です。白系や明るい色が人気ですが、薄いパステルカラーや、建具の色に合わせて濃い焦げ茶色を選ぶ人も最近では増えてきてます。ベッドの種類にはソファベッドもありますが、それに合わせた従来の和風に見られる木質系はもとより、独特の欧米カントリー風や民芸風も根強い人気があります。

上部の扉は、以前は透明なガラスが主流だったが、最近は半透明のすりガラスや色ガラスを用いたタイプも多くなってます。丸見えにしないことで、すっきり感をもたせています。

購入前に設置場所の高さを図る

食器棚等を選ぶ際の注意点について、「特に集合住宅の場合、高さに注意」して下さい。システムキッチンや居間の家具類とデザインを統一することには熱心でも、高さを考えていない人が多いです。

例えば、マンションの場合、配送し設置しようとしたものの、天井の梁(はり)につかえて、わずか数センチ入らずに断念するケースも珍しくないので、設置場所のサイズを計測しておくのは当然ですが、高さと収納予定の電化製品のサイズも確かめておきましょう。

また、完全な独立タイプの台所なら、食器棚や台所電化製品は居間から見えませんが、LDKタイプではキッチンが丸見ですので、台所の家具も、システムキッチンや居間の家具との統一感に気を配ったほうが良いですね。

価格は一般的なタイプで8〜15万円台が主流です。30万円近い高級機種は、材質だけでなく、引き出し式収納のレールや取っ手、扉のエッジの処理など、部品や細部の仕上がりが異なります。